【シティリーグS3優勝】フーディン解説

どうも、サイトウコウセイです。
2月7日に開催されたシティリーグS3(バトロコ本厚木店)にて、フーディンデッキを使用し、予選4-1・トーナメント3-0の7勝1敗で優勝することができました。今回の大会は、個人的にもメタゲームの読みがしっかり噛み合った大会だったと感じています。

フーディンを使い始めたのはシティリーグの3日前で、当初はTier上位ではない尖ったデッキという認識でしたが、交流会やBOX争奪戦などの事前大会で高い勝率を出せたことで、本番に持ち込む判断をしました。
今回のシティはレギュレーション変更から3週目にあたり、環境はドラパルトexとメガルカリオexの2強構造となり、それ以外の多くのデッキがTier3に横並びする歪んだ状況でした。その影響で、超タイプや高耐久のメガポケモンexが増加し、フーディンにとって有利な対面が多い環境だと判断しました。

また、ロケット団の監視塔やミストエネルギーといったフーディンへの明確なメタカードや、ジャッジマンによる強い手札干渉の採用率も低く、デッキを安定して動かしやすい点も追い風でした。ドラパルトex対面についても、スタジアムの採用枚数やゲームスピードを踏まえれば致命的な不利ではなく、先攻2ターン目までに盤面を整えられれば十分に戦えると考えました。

これらを総合的に判断し、耐久環境に対して非ルールで有利を取れ、再現性の高い勝ち方ができるデッキとして、今回のシティリーグではフーディンを選択しました。

目次

デッキリスト

デッキコード c8xxc8-vwd4wL-JG8G88

デッキコンセプト解説

フーディン・ユンゲラーはいずれも特性《サイコドロー》を持ち、進化時にドローができる点が最大の特徴です。さらにワザ《ハンドパワー》は手札の枚数×20ダメージを与えるため、特性で手札を溜め、そのまま高火力につなげることをコンセプトとしたデッキになっています。手札補充の軸としては、《にげあしドロー》を持つノココッチやACE SPECの《リッチエネルギー》を採用しています。

一方で、オーガポンいどのめんexの《げきりゅうポンプ》やドラパルトexの《ファントムダイブ》、ヨノワールの《カースドボム》といったベンチ干渉による盤面破壊は負けに直結する要素となるため、コダック・シェイミ・バトルコロシアムなどを対策カードとして採用しています。また、特性によるドローが豊富なため、サポートはトウコやヒカリを中心に、ポケモンやエネルギーを手札に加える役割に寄せている点も特徴です。

このデッキは大ダメージを出しやすい反面、ワザが「効果によるダメージ」であるため、ミストエネルギーやロック闘エネルギーが付いたポケモンにはダメージを与えられないという明確な弱点があります。ただし現環境ではそれらの採用率が低いため、今回は割り切ってデッキパワーを最大化しました。ロケット団のフリーザーを採用するロケット団デッキなどと同様に、幅広く対応する構築ではなく、メタゲームを読んだ上で選択した構築になっています。

採用カード解説

フーディン

このカードは、ロケット団のドンカラスデッキに対して《サイコキネシス》で戦うことを目的に採用しています。
《いちゃもん》を使用された場合でも、いちゃもんを受けたポケモンをにがし、ノココッチをバトル場に出して《ワンダーパッチ》や手張りでエネルギー加速を行い、《にげあしドロー》を使うことで、妨害を受けながらでも攻撃に移ることが可能です。

また、《ストレンジハック》は、ハンドパワーを活かして大ダメージを狙いつつ、通常の殴り合いではサイドレースで勝ち切れないと判断した場面で、ゲームプランを切り替えるための選択肢として使用します。

さらに、ヒカリでサーチできる2進化ポケモンの枚数が増えることで、ヒカリ自体を強く使える点も採用理由の一つです。

一方で、シティリーグ本戦および事前大会を通して実際に使用する場面はなかったため、この枠を不採用とし、《サイコドロー》を持つフーディンを4枚採用して安定感を高める構築も、十分に検討できる選択肢だと考えています。

ノコッチ

ノコッチはHP70のものを4枚採用しました。HP60のノコッチは逃げるエネルギーが0というメリットがありますが、本構築では《にげあしドロー》を積極的に使用するため、その恩恵を活かしにくいと判断しています。また、環境シェアトップのドラパルトex対面では《ファントムダイブ》で容易にきぜつしてしまう点も大きなデメリットです。これらを踏まえ、今回は耐久面を重視し、すべてHP70のノコッチを採用しました。

採用候補カード

トゲキッス

《ワンダーキッス》を持つトゲキッスは、相手のバトルポケモンがきぜつするたびにコインを投げ、オモテならサイドを1枚多く取れる特性を持つポケモンです。本構築では《ふしぎなアメ》を4枚採用しているため、トゲピー1枚・トゲキッス1枚の最小枚数での採用が現実的になります。

このカードがあることで、非ルールデッキ同士の対戦において、先にサイドを取った側が有利になるゲームを、特性1回の成功でひっくり返せる可能性が生まれます。また、相手にとって想定外のサイドレースを強要できる点も大きな強みです。さらに《テレパス超エネルギー》によってトゲピーを直接展開でき、デッキの安定感向上にも寄与します。ロケット団のフリーザーを採用するデッキに対しては、《スピードウィング》でアタッカーとして機能する場面もあります。

使わない対面やトゲピーがサイド落ちした場合でも、《ヒカリ》で持ってくることで手札を増やす役割を担えるため、システム面・勝ち筋の拡張・サブアタッカーを兼ねた柔軟性の高い1枚だと考えています。

リーリエのピッピex

このカードは、ドラパルトexやメガルカリオex対策として採用を検討しています。特にドラパルトexはACE SPECで《アンフェアスタンプ》を採用している構築が多く、アンフェアスタンプを使われながらベンチのノコッチやフーディンラインを枯らされると厳しい展開になりがちです。その点、リーリエのピッピexであれば《ワンダーパッチ》+手張りで即座に起動でき、そうした状況を打開できる可能性があります。

また、ワザの効果を受けない特性を持つポケモンや、効果耐性を持つエネルギーが貼られている相手に対しても、このカードで突破できる可能性がある点は魅力です。一方で、サイド1のポケモンを中心としたデッキにサイド2のポケモンを複数採用すると、スタートする確率が上がり、非ルール同士の対戦では不利になる場面もあるため、その点は明確なデメリットとして意識しています。

ゲームプラン

このデッキは、特性による大量ドローから高火力を出すことを軸としているため、ベンチ・バトル場を含めた6枠のうち5枠をフーディン進化ラインとノココッチラインで埋めることを基本としています。残りの1枠がシステムポケモン枠となり、スピンロトム・シェイミ・コダックなどを相手のデッキに応じて使い分けます。相手のデッキが判別できない場合はベンチを1枠空けておく、もしくはノコッチ多めの盤面にしておくことで柔軟な対応が可能です。

コダックやシェイミは初手から置く必要性が低いため、相手の準備が整う直前にベンチに出す意識を持つことで、より勝率が安定します。初手でケーシィとノコッチが並んだ場合は基本的にノコッチをバトル場に置くのが無難ですが、ドローが不足している状況やテレパス超エネルギーでケーシィを展開できる場合などは、ケーシィ前も選択肢になります。

また、ACE SPEC《アンフェアスタンプ》には特に注意が必要で、相手をきぜつできる状況ではノココッチをベンチに残しておくことが非常に重要です。これにより、アンフェアスタンプ後の復帰力と手札枚数を確保できます。

このデッキを使う上で最も重要なのは、相手デッキにどれくらい手札干渉カードが採用されているかを把握しておくことです。シティリーグの入賞構築を事前に確認し、干渉枚数を意識した上でノココッチを使うかどうか判断できるようになると、勝率は大きく向上します。

主要対面で意識する事

ドラパルトex

相性
ボムドラパルト 五分
宝石ドラパルト 微不利
その他ドラパルト 五分

ドラパルトex対面では、ACE SPEC《アンフェアスタンプ》を打たれた後にどう盤面を復帰させるかが最重要ポイントになります。ノココッチを盤面に残しておくことはもちろん重要ですが、それ以上に《ボスの指令》+アンフェアスタンプを同時に使わせない立ち回りを意識する必要があります。

そのため、エネルギーが付いているドロンチやドラメシヤを優先して倒し、相手の選択肢をアンフェアスタンプ+アカマツに限定させることで、盤面崩壊を防ぎます。また、アンフェアスタンプを打つタイミングで《ジャミングタワー》などのスタジアムを要求させるためにも、バトルコロシアムは積極的に貼っていきましょう

先攻2ターン目から《ファントムダイブ》を狙ってくる宝石ドラパルトのような構築はやや不利ですが、そこを越えられれば勝てる可能性はあります。相手の展開が速すぎる場合は割り切りも必要で、この点も含めてメタゲーム上の判断だと考えています。

メガルカリオex

相性 微有利

メガルカリオex対面では、フーディンが抵抗力を持っている点が大きく、ワザ《はどうづき》で倒すためには《パワープロテイン》を2枚要求できます。また、一度フーディンが立つとソルロックの《コスモビーム》では倒せなくなるため、相手は非ルールポケモンでの攻撃を諦め、メガルカリオexを前に出さざるを得なくなります。その結果、サイドレースで優位に立ちやすい対面です。

基本的には有利な対面ですが、後攻1ターン目の《ジャッジマン》による手札事故や、《ロケット団の監視塔》《ロック闘エネルギー》の採用有無によっては不利に傾く場合もあります。そのため、スタジアムは無闇に貼らず温存し、《ボスの指令》を手札に残した状態でサイドを進める意識が重要です。また、《はどうづき》+パワープロテインで削られたフーディンを、《グラビティマウンテン》でまとめて取るプランも存在するため、フーディンラインは常に3ライン展開しておくことを意識しましょう。

マリィのオーロンゲex

相性 微不利

マリィのオーロンゲex対面は、相手の展開速度によって勝敗が大きく分かれる対面です。早い段階からユキメノコとマシマシラを並べられ、盤面にダメカンを蓄積されると厳しい展開になります。そのため、フーディンラインを枯らされないよう最低でも3ラインを維持し、できるだけ早くフーディンに進化してHPを高く保つことが重要です。

序盤はユキメノコラインを優先して倒し、盤面全体のダメージ総量を増やさせない立ち回りを意識します。また、現環境では手札干渉が《アンフェアスタンプ》に寄っている構築が多いため、アンフェアスタンプ1回以外は大きく干渉されにくいことを前提に、落ち着いて手札を溜めながらプレイしていきましょう。

シティリーグ当日のマッチアップ

1 ボムドラパ ○
2 ボムゾロアーク ○
3 宝石ドラパ ×
4 メガフシギバナ ○
5 スターミーユキメノコ ○
トナメ
1 宝石ドラパ ○
2 ボムドラパ ○
3 オーロンゲ ○
優勝

関連動画

おわりに

今回のシティリーグでは、これまでのように自分が得意とするデッキタイプを選ぶのではなく、現在のメタゲームに最も適したデッキを持ち込むという判断をしました。その結果、フーディンという選択が環境に噛み合い、良い形で結果につなげることができたと感じています。

現環境は、どのデッキにも明確な課題や不利対面が存在し、突出して強いデッキが少ない状況だと考えています。だからこそ、デッキパワーそのもの以上に、メタゲームをどう読み、どこを割り切るかが非常に重要になります。今回の記事が、環境を読む際の一つの考え方として参考になれば幸いです。

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