【ポケカ環境デッキ】メガガルーラex/メガアブソルexデッキ解説

皆さんこんにちは、ありぽけです。

今回紹介するのは、突如環境に現れ大暴れしている「メガガルーラex/メガアブソルex」デッキです。
海外大会にて、Tord Reklev選手をはじめとするトッププレイヤーたちが使用し、好成績を収めました。
Tord選手が「Milwaukee Regional Championship」で使用し、Top8入賞を果たしたリストがこちらです。

デッキコード:acGx8G-VkD4Bc-xx4xYD

現在、日本でも急速に広まっており、どのような動きをするのかを知っておいて損はありません。ぜひチェックしてみてください!

※以下、オーガポンいしずえのめんexを”闘オーガポン”、ガチグマアカツキexを”ガチグマ”などと省略します。

目次

デッキの構造

ペパー」から「プレシャスキャリー」「ワザマシン エナジーターボ」を持ってきて、ポケモンの展開とエネルギー加速を同時に行います。メガシンカポケモンの高耐久を「勇気のおまもり」や「エキサイトスタジアム」でさらに強化し、粘り強く戦う構成です。
一撃では倒されにくいためマシマシラの特性《アドレナブレイン》と非常に相性が良く、メガアブソルexのワザ<デスピリオド>とも抜群の噛み合いを見せます。

加えてイベルタルによる逃げロック戦法も採用しており、隙の少ないデッキです。

主なポケモンの特徴

メガガルーラex

HP300という破格の耐久を誇り、バトル場にいるだけで特性《おつかいダッシュ》により2枚引くことができ、要求札を引き込みやすい点が優秀です。

無色3エネで200+αの打点が出るので、マシマシラと組み合わせればコイン1オモテで大体のたね~1進化exを倒せます。

メガアブソルex

ワザ<デスピリオド>は相手を強制的にきぜつさせる強力な効果。
相手に6個のダメカンを乗せる必要がありますが、マシマシラの特性で容易に達成可能です。

もう一つのワザ<あくのかぎづめ>は3エネ200ダメージに加え、手札を「見て選んで」トラッシュできるのがポイント。主力ワザとして活躍します。

イベルタル

ワザ<わしづかみ>の「にげられなくする」効果が非常に強力。

逃げエネ0・悪タイプという点でメガガルーラexやモモワロウexと好相性です。
《おつかいダッシュ》で2枚引いた後、モモワロウexの特性《しはいのくさり》でイベルタルを毒状態に。その後

<わしづかみ>→ポケモンチェックで毒ダメージ→逃げてメガガルーラexで2枚引いて…と繰り返すことで、山札を引き進めながらマシマシラ用のダメカンを生成し、相手の行動を封じる動きが可能です。

基本的な回し方

序盤は「ペパー」から「プレシャスキャリー」「ワザマシン エナジーターボ」を展開し、メガアブソルexへエネルギー加速を優先します。
その後「勇気のおまもり」や「エキサイトスタジアム」で耐久を上げつつ、<あくのかぎづめ>で攻めていきます。状況に応じてイベルタルの逃げロック戦法へ切り替えるのも有効です。

理想の序盤展開はメガガルーラex、メガアブソルex、ラティアスex、マシマシラ×2体。残り1枠は対面によってコダックやイベルタル、3体目のマシマシラなどを展開します。
逃げロック戦法の場合は中盤までにモモワロウexとイベルタル2体、マシマシラを1~2体用意できたら基本は問題ないかと思います。
サーフゴーexとの対戦では展開を最小限に抑え、闘オーガポンにエネルギー加速できる程度の盤面に留めておくのが良いです。

後攻1ターン目の目標盤面

展開とエネルギー加速ができたらメガアブソルexの<あくのかぎづめ>を使い、相手の盤面とトラッシュを確認し、有効なカードを的確にトラッシュしていきます。サポートやボールが1枚しかない場合はわかりやすいですが、相手の手札に似たカードが複数ある場合は、サブプランの通りをよくするために入れ替えパーツやエネルギーを落としたり、「夜のタンカ」や「すごいつりざお」などのリソース系を落としたりすると後々効いてくることが多いです。

2進化exやメガシンカポケモンなどの高耐久相手には《アドレナブレイン》でダメカンを6個移し<デスピリオド>で倒す動きを狙いましょう。マシマシラの準備が間に合わない場合は、「エネルギーつけかえ」を活用して1ターンで2体分のマシマシラを稼働できるよう立ち回るのが理想です。

中盤以降はメガアブソルexで押し切る展開が理想ですが、倒されてしまい次のメガシンカアタッカーがいない場合もあります。その場合はモモワロウexやガチグマでサイドを詰めていきましょう。モモワロウexは攻撃するのに2エネ必要なため、事前に1エネつけておくか、「エネルギーつけかえ」で即起動できるよう準備します。ガチグマはラティアスexとボタン、あるいはラティアスex+モモワロウex+悪タイプポケモンの組み合わせでデメリットを気にせず連続攻撃が可能です。

各デッキへの立ち回り

前提として後攻を取り、<エナジーターボ>でアタッカーを育てるところから始めます。
いつでもイベルタルの逃げロックの選択肢を考えておくと良いです。

サーフゴーexからのダメージを受けない闘オーガポンをアタッカーとして運用します。メガシンカポケモンでスタートしてしまった場合もオーガポンへエネルギーを加速していきます。ボタンでの回収が望ましいですが、ラティアスexを出してまで焦って攻撃せず、オーガポンの加速が終わった後のバトル場のメガポケモンにエネルギーをつけて可能なら攻撃していきましょう。オーガポン以外を倒されて負けないよう、ベンチ展開はマシマシラ2体までの最小限にしたいです。
直近のシティリーグでは、オーガポン対策にホップのウッウメガミミロップexメガルカリオex、「エリカの招待」などを搭載しているリストが入賞しています。オーガポンでメガシンカポケモンを相手するのは厳しいので、流行るようであれば進化前の段階で倒せるよう「ボスの指令」を厚く積む、手札のポケモンをトラッシュに送れるよう「ハイパーボール」を採用するなども良いかもしれません。闘オーガポンをイワパレスに変えているリストもあり、これは良いアプローチだと思いました。

2025年10月19日(日) 開催大阪府「GIRAFULLなんば店」シティリーグ オープン優勝

日本ではメガリザードンXexの存在により、闘オーガポンでのイージーウィンは狙いづらい環境です。
メガリザードンXexがいない場合もクレッフィ+《カースドボム》+イーユイなどで闘オーガポンを突破されることが多いため、<あくのかぎづめ>でリザードを倒しながらハンデスしてリザードンexにさせない、ピジョットexに攻撃を集中して倒すなど、相手に好きなようにさせないことが大事です。
フトゥー博士のシナリオ」や「ジェットエネルギー」は合計1~2枚だけの採用がほとんどですので、状況次第では逃げロックも有効です。

後攻をとられて<むずむずかふん>を撃たれるのがきついです。
上手く展開できた場合はエネルギー付きドロンチを優先的に倒してテンポを取りましょう。
余裕がある時はコダックに「ミストエネルギー」や「勇気のおまもり」をつけて倒されにくくすると良いです。
すぐに攻撃してサイドを進めてしまうと「ナンジャモ」が刺さったり、<ファントムダイブ>2回でアタッカーがいなくなったりするので、可能なら<エナジーターボ>を2回使ってメガアブソルexを2体育成するか、マシマシラを準備してから攻撃できると理想です。

相手の《アドレナブレイン》とミュウexの<ゲノムハック>で<デスピリオド>を使われると倒されてしまうので、「ミストエネルギー」をつけたメガアブソルexで攻撃しましょう。
この対面も可能ならメガアブソルexを2体育成してから攻撃できると嬉しいです。

ユキメノコを倒し、《アドレナブレイン》を自由に使わせないよう立ち回ります。
こちらもマシマシラを準備することができればマリィのオーロンゲexは<デスピリオド>で倒すことができるので、焦らず盤面を作っていきましょう。
相手よりマシマシラが多い場合はユキメノコを縛って《アドレナブレイン》合戦に持ち込むのも有効です。
盤面でのドローソースが少ないデッキなので、<あくのかぎづめ>によるハンデスが強く刺さることが多いです。

基本的にメガシンカポケモンは一撃で倒されてしまうのでイベルタルの逃げロックを狙いましょう。
縛りきれない場合は「ナンジャモ」+ガチグマで詰める展開が多いです。

採用候補カード

日本環境に合わせてデッキをチューニングしていく際、上記の「ハイパーボール」やイワパレス以外に以下のようなカードも選択肢に入ります。

  • 改造ハンマー
    →ミラーの「ミストエネルギー」やドラパルトexの「ネオアッパーエネルギー」に有効です。

  • ジャンボアイス
    →メガシンカポケモンがより倒されにくくなります。

  • カウンターゲイン
    →疑似的なエネルギー加速です。タケルライコexなどの速いデッキに対してガチグマの殴り出しを早められるのも嬉しいです。

  • 学習装置
    →後続が育てやすくなるため、1体目のメガアブソルexが倒されても止まらずに攻撃しやすくなります。

  • タウンデパート
    →後攻1ターン目の<エナジーターボ>がより撃ちやすくなります。スタジアムを増やすことは「ジャミングタワー」の対策につながります。

  • プリズムエネルギー
    →闘エネルギーの2枚目にもなり悪エネルギーとしても使えるので便利です。

    などなど…

また、「エネルギーつけかえ」や「ボスの指令」を増やしてプランの軸を強化するのもおすすめ。
ACE SPECに関しても「アンフェアスタンプ」や「ヒーローマント」など、環境に合わせて柔軟に変えられる拡張性があると感じています。

まとめ

「メガガルーラex/メガアブソルex」は、現在日本の大会でも猛威を振るっており、明確なメタデッキとして定着しつつあります。
トレカキャンプではデッキ販売も行っていますので、これから組みたい方はぜひチェックしてみてください!(在庫切れの場合はご了承ください…)

それでは皆さん、良きポケカライフを~!


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