【インタビュー】ヤマグチヨシユキとは?

目次

ヤマグチヨシユキとは?

トレカキャンプのスペシャリストたちにインタビューを実施!
意外と知らない!? 今まで世に出てこなかった過去や、ポケカへの熱い思いをお届けしちゃいます!

第1回は……
トレカキャンプEMBERZ所属 ヤマグチヨシユキ選手!
まだまだ少ないカードゲームのプロ選手として活動されるヤマグチ選手。
カードゲームのこれまでとこれからを、ご自身の経験をもとにたくさんお話しいただきました。

それではスタート!

(この企画は、劇団かまどキッチンの演劇公演『不安の街、横切る。』関連企画としてお送りいたします。詳細は記事の最後に!)

ヤマグチヨシユキ選手
Toreca camp EMBERZ所属
1998年10月26日生まれ  愛知県出身
X:https://x.com/Yoshi_tbyk
YouTubeチャンネル
個人チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCzE4esX79yKIjj938t6q14Q
マジポケch:https://www.youtube.com/@MAJIpoke/featured

Q1.カードゲームに触れるきっかけはなんですか?そこから、今現在に至るまでをざっくり教えてください。

ヤマグチヨシユキ選手(以下ヤマグチ):小学生の頃に、親にパックを買ってもらったんです。その時はポケモンは好きだけどルールはわかってなくて、カードがカッコよくていじってたら親に「ルールがあるみたいだしせっかくなら遊んでみようよ」って流れですね。

―――最初に買ってもらったパックは何ですか?

ヤマグチ:「とかれた封印」です。2004年くらいだったかと。

ヤマグチ:そこから大会に出るようになります。小学校2、3年生のころかな。近所に駄菓子屋があって、そのお店の人が公民館とか借りて主催する大会に参加してました。

―――熱心な駄菓子屋さんですね。

ヤマグチ:当時は今ほどポケカが盛んではなかったので、対戦できる環境をすぐに見つけられたのはよかったです。そういう場所に子どもがいるのも珍しかったので、まあちょっと、かわいがってもらえますよね、中高生とか大人に笑。

―――いいですね!ヤマグチさんのお父さんが結構ポケカに熱心だって印象があるんですよ。お父さんのダイアリーノート(今でいうnoteみたいなブログ)めっちゃ読んでました。

ヤマグチ:え~!なんかありがとうございます。家族は最初「カードゲーム」というものにめちゃくちゃいい印象を持ってたわけではなかったんですけど…。よしが、あ、家ではよしって呼ばれてるんですが、よしが夢中になっとるしなみたいな感じで。応援してくれるようになりましたね。

幼少期のヤマグチ選手(写真右奥)
幼少期のヤマグチ選手(写真左手前)

―――大会歴などを拝見すると、中高生のころに一度離れられてますがその理由はなんですか?

ヤマグチ:いくつかあって。まずは、当時遊戯王とかデュエマの方が流行ってたので、ポケカをやってる友達があまりいなかったんです。あと、ポケカの大会って部門が年齢ごとに3段階に別れてるんですが、僕が中学生になったころに中高生部門が一旦廃止になったんです。

―――ああ、そうでしたね。ちなみに今は復活してます。

ヤマグチ:それで大人に混ざってやってもやっぱり勝てなくて。ちょっとフェアじゃないなって思ったんです。あとは、普通に部活入ったり、勉強頑張ったり。ポケカが嫌いになったとかではなかったです。

―――それはたしかにモチベ下がりますね…。では、そこからどうして復帰なさったのでしょうか?

ヤマグチ:大学に進学して、やっぱ大学生にしかできないこともあったりするじゃないですか。やっぱ。それでフットサル、バスケ、あとキャンプのサークルに入ったりバイトしたりしてたんですが、どの楽しみ方もなんか違うなあって思った。刹那的だなあと思ったんです。漠然と、積みあがっていく感覚が欲しかったんですよね。それはそれでいい事なんですけど。

―――積みあがっていく感覚についてもう少し聞いてもいいですか?

ヤマグチ:そうですね…。ポケカに限らずカードゲームはみんなそうですが、アナログじゃないですか基本。カードがあって、目の前に対戦相手がいる。だから人と関わることになるんですよね。大会に何度も行けば「あ、また会ったね」って人ができる。やっぱりまずコミュニティが広がっていく感じが、積み上がりっていうか。でも、これは僕の向き不向きもあると思います。じゃあスポーツにそれがないのかというとそんなこともないと思うので。

―――わかります。

ヤマグチ:あとはやっぱり実力が積み上がっていく感じもあります。やればやるほど、あこういう手があったのか、って…なんていうんすかね。自分が知らない景色が見られるというか。

―――成長を実感する、みたいな?

ヤマグチ:そうですね。

―――自分の変化がプレイスタイルに現れるってこともあるんですか?

ヤマグチ:ありますね。最近だと、自分がカードのコーチングをしているので、教えるためにたくさん試合を見るようになったんです。そしたら自分が試合をする番になった時も、そこで得た経験をもとに一歩引いた目線で考えられるようになった感じがします。

―――へ~!

ヤマグチ:以前のプレイスタイルが結構前のめりだったというか、よく言えば臨機応変・悪く言えば不安定な感じだったんです。でも最近は安定してきたって練習相手にも言われるようになりましたね。不思議な感じです。

―――面白い体験かもしれません。

ヤマグチ:で、ちょうどそのころはTwitter(今でいうX)が盛んで、ポケカの情報収集を始めたらやっぱ楽しそうで、まあ気づいたらサークルを辞めて。ちょっとポケモンカードに没頭してたみたいな。

―――それが2018年ごろですかね。

ヤマグチ:そのくらいだと思います。確かその頃にポケカのブームがあったんですよ。

―――ありました。はじめしゃちょーさんみたいなユーチューバーが取り上げたり、500円で一式買える「GXスタートデッキ」が出たりして。

ヤマグチ:そのときちょっと面白かったのが、本当に地元の友達から「俺ポケカ始めたんだよね」って連絡があったんですよ。小中学校一緒で、仲いいやつ五人あげろって言われたら入るぐらいの。じゅん君っていうんですけど。

7月とかだったかな。9月からシーズンが始まるから、世界大会目指して頑張るかってタイミングでもあって、じゃあ一緒に頑張ろうって。その夏はもう修行期間でした(笑)。自分の実家に地元の友達を呼び出して。その友達もなんかすんごいデッキ組んできてくれたりとかして。デッキを組んだりする楽しさを思い出した時期でしたね。崩したりとかも全部含めて、多分50個ぐらい組んだんじゃないかな。

―――すごい。

ヤマグチ:楽しい夏休みでしたね。地元の友達とポケカで繋がれるなんて思ってもなかったですし。

そこから先は、シマダダイチさんを語らずにはいられないです。大学生の2018年ごろに本腰を入れてやり始めて、その夏にCL新潟の決勝で会ったのが最初ですかね。それをきっかけに仲良くなって、彼は関西のプレーヤーなのでそっちに行く機会も増えて、試合や練習を通じてお互いに高めあっていました。

CL2019新潟の写真。シマダダイチ選手(オレンジジャケット着用)とヤマグチヨシユキ選手(黒ジャケット着用)含めた選手が並んでいる。

―――あの試合は、今でも好きな試合なに?って聞かれて挙げる人の多い名試合ですよね。

ヤマグチ:彼はその頃からYoutubeとポケカを並行して頑張っていたんです。自分は記事を書いたりしてて、遅れてYoutubeを始めた感じで。なんでしょうね、インフルエンサーを目指していたというよりは、好きでやっていたら自然にそうなっていた感じなんです。

―――ズバリ、シマダ選手はライバルですか?

ヤマグチ:うーん、一口で言うのは難しいですね…。

―――直近の海外の試合でも当たられてましたよね。確か海外の試合で3回目とか?

ヤマグチ:そんな当たんないですよ!普通。なんでしょうね。単純にライバルってだけでもないというか、自分とは出来ることが違うからリスペクトもあって…。プロとしては仲間、プレイヤーとしてはライバル、人としてはリスペクト、って感じですかね。いろんな面でビビっちゃいます。すごすぎて。

Q2.独立されたりやトレカキャンプ EMBERZになられたりした今、感じている業界の変化はありますか?

―――単純に業界の競技人口は爆増してますよね。チャンピオンズリーグが数百とか千人程度だった。ところが、今マスターリーグだけで6,000人とか。

ヤマグチ:今度の愛知は8,000ですよ。

―――8,000?!じゃあ10,000人も目前ですね…。

ヤマグチ:SNSとか見てても、「え、この人もやるんだ」って思うくらいいろんな人がポケカをやるようになりましたよね。あとは、最近だと海外の大会に出場する日本の選手も増えました。

―――それこそ先日、ヒューストンリージョナルで優勝されましたよね。おめでとうございます!日本のプレーヤーの優勝は、3回目・2人目。偉業ですよ…。

ヤマグチ:いや~ありがとうございます。日本発のプレーヤーでも海外で通用するって姿を見せられたのは嬉しいです。

ヤマグチ選手のnote
BO3で勝てなかった自分が、海外大会に出続けて見えたこと

―――海外だと対戦ルールの違いで苦労する人は多いですよね。

ヤマグチ:僕もそうでした…。僕が海外の大会に積極的に行き始めた2年前ごろは、まだそこに食い込める日本のプレーヤーがもちろんいらっしゃったけど少なくて。でも国内外を問わないプロを目指そうと思うと、そこは必須なんですよね。で、ちょうど世界大会に出るための国内のレギュレーションが変わったのもその辺で。

―――日本の選手は国内の大会で優勝したり、成績を残さないと世界大会に行けませんというレギュレーションだったのが、制度が変わって多くの人が渡航するようになりました。

ヤマグチ:それもあって、普通に強くなるために海外に行った方がいいって流れがここ2年くらいで出来てきた感覚ですね。

―――トレカキャンプ EMBERZとして「トレーディングカードゲームのプロ選手」になられましたね。それはどういった経緯なのでしょうか。

ヤマグチ:昨年の8月ごろに、トレカキャンプ代表のサイトウコウセイさんに「もう一段階熱いプロやらない?」ってお声掛けいただいたんです。僕が2025年からポケカ専業のプレーヤーとして独立したり、さっき言った海外の大会に積極的に出場したりっていう姿勢を評価して下さったんだなと思っています。あと、元々ポケカでは公式で四天王決定戦という大会が毎年開催されていて、そこで勝つと四天王になれたんですよ。

―――ヤマグチ選手も3期~5期で四天王でしたよね。

ヤマグチ:そうですね。ただその制度を7期で廃止すると2025年7月に発表されて、目指す指標が一個なくなっちゃったんです。そういった状況の中で、最終的に目指したくなるプロがいるといいよねっていう話もありました。

―――なるほど…。お話を伺っていると、ヤマグチ選手は様々な点でファーストペンギンのように率先して新しいことに挑戦されていますよね。コーチングや、世界大会への出場、そしてまだまだ少ないトレカのプロ。それは意識されている部分なのでしょうか?

ヤマグチ:言われてみればそうですね…。コーチングに関しては先にやられている方はいましたが、多分大々的に始めて独立までしたのは初めてかもしれません。

―――noteの有料記事もだいぶ早い方ですよね。

ヤマグチ:おそらくそうですね。なんでしょうね…。チャレンジ精神はずっとあるのかもしれません。とりあえずやってみる、みたいな。

―――たしかに、側から見ててもそんな気がします。

ヤマグチ:大学生の頃に、ヒッチハイクしてみたい!って思って、さっき出てきたじゅんくんに言ったら、僕よっぴーって呼ばれてたんですが「よっぴーそういうのはね、熱いうちにやらなきゃだめだよ」って後押ししてくれて、やってみたことがあるんです。

―――いい友達すぎる…。

ヤマグチ:スケッチブックとぶっといマッキーだけを持って道路に立ちました。寿司が食べたいから、名古屋からなら石川まで行けるか?と思って最初は「石川で寿司」って書いてたんですけど、誰も止まってくれなくて笑。ちょっと考えて、目的地まで刻んだ方がいいのかって気付いて、もっと近場のインターとかその辺を書いたら、意外と乗せてくれるんですよね。「そこまでなら通るから乗せてあげるよ」って。最終的に石川で寿司を食べて戻ってくるのに、一晩で6,000円かからなかった記憶があります。

―――え〜!それはすごい。トライアンドエラーを繰り返して、目標を達成している……。

ヤマグチ:もしかしたら昔からそういう性質なのかもしれないですね。


今回はここまで!全文は、演劇ユニットかまどキッチンのnoteにて全編無料で公開予定です。
プロとして心がけていること/ポケカの醍醐味/見据える未来…などなど!倍以上のボリュームでお話しいただいております。
ぜひ読んでみてくださいね!

かまどキッチンnoteはこちらから!

かまどキッチンは2026年5月のGWに、カードゲームを題材にした演劇公演を東京で上演予定。
その関連企画として、本企画を実施しております。
なんと《TCG割(トレーディングカードゲームわり)》という、TCGプレーヤーの方にピッタリの割引も!
カードゲーム交流会も開催します。
公演詳細は下記をご確認ください。

【企画主催者・公演情報】

演劇ユニットかまどキッチン カードゲーム演劇公演
『不安の街、横切る。』

公演HP

◼️あらすじ
秋葉原駅前店だが末広町駅前にあるカードショップ カードジョイン秋葉原駅前店。社員は三人で、あとバイト。それと、いつの間にかいなくなってしまった人たち。俺たちはハタチそこらで扱うにはデカ過ぎる金額を手に、ゲームみたいな毎日を過ごす。金。幽霊。不安の街。
かまどキッチン3年ぶりの劇場公演は紙束札束行き交うカードゲーム演劇。

◼️会場
雑遊(〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目8−8 1F)

◼️ステージ
5/1(金) 19:00
5/2(土) 13:00 / 18:00
5/3(日) 13:00 / 交流会*
5/4(月) 13:00 / 18:00
5/5(火) 12:00 / 17:00

◼️チケット
・一般チケット(3,500円)

・応援チケット(プロモカードセット全4枚付き) 5,000円
ここでだけ手に入るかまどキッチンの劇中にも登場する(!?)プロモカードが付属します。

・各種割引チケット3,000円
《早期割》
5月1日(金)19:00・5月2日(土)13:00、18:00の回が対象です。
《U-25割》
25歳以下の方対象。当日受付で証明証をご提示ください。枚数限定。
《TCG割(トレーディングカードゲームわり)》
ご自身がお持ちのトレーディングカードを1枚ご持参いただき、そのトレーディングカードのお写真と「#かまどキッチン」をつけてsnsの投稿をお願いします。トレーディングカードとsnsの投稿画面を受付にてご提示ください。
《障がい者割》
障がい者手帳をお持ちの方が対象です。受付で手帳をご提示ください。
介助者1名様無料でご観劇いただけます。介助者がいらっしゃる場合、車椅子やお手伝いが必要な場合は備考欄にその旨お書きください。
・セルフ託児ありがと割 (2,000円)
ご自身でお子さん(未就学児)を預けてご来場いただく方に向けた割引です。受付でお子さんとの最近の思い出の写真をご提示ください。見せるだけでOK!

・配信チケット (2,200円)
*映像配信の詳細は後日のご案内となります。

「不安の街、横切る。」で取り扱う《トレーディングカードゲーム》を劇場で体験しよう!
経験がなくても、手ぶらでも参加OK。創作や作品の話も聞けちゃうかも……?かまどキッチンと一緒にカードゲーム、しよう!

対応可能ゲーム:ポケモンカードゲーム、各種ボードゲーム。
* デッキが複数あれば、ゲームは可能な限り対応します。

【参加費】500円(当日現金のみ)
【定員】15名(途中入退場自由)
【開催時間】16:30~20:00
【交流会予約】公演チケット予約ページより 4月26日(日)12:00から

* 開場は16:30となります。
* 原則としてキャストは参加しません。劇団スタッフがご案内します。


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