はいどうも、みなさんおつかれーみん!
Toreca camp EMBERZのれーみんです。
国内ではJCS、海外ではNAICが終了し、2026シーズンも残すところWCSのみとなりました。
それぞれの大会で優勝を飾ったのは、どちらもメガガルーラexデッキ。しかし、一口にメガガルーラexといっても、その構築は大きく異なります。
それぞれの構築にはどのような強みと弱みがあるのか。
環境に合わせてどのように調整すればよいのか。
今回は、JCS優勝構築とNAIC優勝構築を徹底比較し、それぞれの特徴や採用カードの違いを解説していきます。
来シーズンの競技シーンでも高い使用率が予想されるデッキだからこそ、本記事が今後の練習やデッキ調整の参考になれば幸いです。
①PJCS2026優勝構築

PJCS2026優勝のオオタケ選手が使用していた構築。
草オーガポンのみどりのまいで盤面にエネルギーを蓄え、エネルギー付け替えやNの筋書きで動かしながら、状況に応じてアタッカーを使い分けて戦う構築となっている。
プリズムエネルギーを採用することで、環境に合わせて通りの良いポケモンを柔軟に採用できるのが最大の特徴だ。プリズムエネルギーとエネルギー付け替えを組み合わせる関係上、エネルギー要求が【色】【無】、あるいは【色】【無】【無】までのポケモンであれば、ほぼ自由に採用候補となる。
例えば今回の構築では、アビスアイで登場したメガドリュウズを強く意識し、そのメタカードとしてパルデアケンタロスが採用されている。
この構築の特徴として、従来のガルーラ系統で多く採用されていたアカマツとシアノを採用していない点も挙げられる。
その代わり、リーリエの決心、おつかいダッシュ、草オーガポンのみどりのまいによる豊富なドローを軸に展開するため、手札が枯渇しにくいのが大きな魅力だ。
さらに、サポート権をアカマツに使う必要がないため、ボスの指令を積極的に使える点も強みとなっている。この強みは、水オーガポンのすすり泣くやモモワロウのポイズンチェーンによる逃げロックとも相性が良く、相手を縛りながら試合を優位に進めやすい。
一方で、アカマツとシアノを採用していないことは、そのまま弱みにもつながっている。
まず、アカマツがないため色エネルギーの供給をプリズムエネルギーに依存しており、序盤にアクセスできるかどうかで展開力が大きく左右される。ドローソース自体は豊富だが、不確定要素が多いため、引きに左右される場面は少なくない。
また、アタッカーへのエネルギー供給もエネルギー付け替えに依存しているため、必要札を引けないケースに加え、むずむず花粉によるグッズロックを受けると、一気に展開が止まってしまうリスクも抱えている。
さらに、シアノを採用していない影響で、虫取りセットやテラスタルオーブからアクセスできる草オーガポン以外のポケモンは、基本的にハイパーボールでしかサーチできない。状況に応じたアタッカーをタイミング良く用意できるかどうかも、引きに左右されやすい点と言える。
総括すると、アカマツとシアノに縛られないことで、豊富なドローによる安定した手札補充と、サポート権を柔軟に使える点がこの構築最大の魅力だ。
その一方で、エネルギーやアタッカーへのアクセスはドローへの依存度が高く、従来型と比べると引きによるブレもやや大きい。爆発力と柔軟性を手に入れた一方で、安定性はある程度割り切った構築だと捉えると分かりやすいだろう。
②NAIC2026(海外大会)優勝構築

NAIC2026優勝のJames選手が使用していた構築。
リストを見れば分かる通り、主要ポケモンの採用枚数が従来の構築よりも全体的に多めに設定されているのが特徴だ。
NAIC環境では日本以上にドラパルトのシェア率が高く、Day2では使用率が約50%に達していた。そのため、ドラパルトへの対策に加え、スボミーによるグッズロックへの耐性が日本以上に重要視されていた。
そうした環境を踏まえると、主要ポケモンを厚く採用することで、グッズロック下やアンフェアスタンプを受けた後でも盤面を立て直しやすくなる点は非常に理にかなっている。
また、ゼロの大空洞や超エネルギー、ワンダーパッチといったメインプランに直結するカードも厚めに採用されており、デッキの再現性を最大限高めようとする思想が色濃く反映されている。
さらに、主要ポケモンの枚数を増やしたことは序盤の立ち上がりにも大きく影響している。
従来の構築では、1ターン目にシアノで盤面を展開しながらメガガルーラで手札を補充し、2ターン目にアカマツから攻撃を開始する展開が一般的だった。
しかしこの構築では、シアノを経由せずとも主要ポケモンへアクセスしやすいため、1ターン目から無理なくアカマツによるエネルギー加速を行える。その結果、従来型よりも一段階速いゲーム展開を実現している。
採用されている主なアタッカーは4種類。
ドラパルトへのメタカードであり主力アタッカーでもあるリーリエのピッピは、圧巻の4枚採用となっている。
水オーガポンは非ルール主体のデッキや進化デッキに対して盤面崩壊を狙えるほか、すすり泣くによる逃げロックも可能で、ガルーラボックスを支える主力アタッカーの1体。
コライドンはメガガルーラミラーにおいて、相手のメガガルーラを一撃で倒せる点が評価されている。
ファイヤーは草オーガポンやカミツオロチなど草タイプへの対策として有効であり、非ルールポケモンであることから、ex主体のこのデッキではサイドレースの調整役としても優秀だ。
一方で、このリストにも明確な弱点は存在する。
ポケモンやボール、ゼロの大空洞などの主要カードを厚く採用した結果、草オーガポンとエネルギー付け替えが不採用となっている。
そのため、超タイプであればワンダーパッチによるエネルギー加速が可能だが、それ以外のアタッカーはアカマツを使わなければ育成が間に合わない場面も少なくない。盤面のエネルギー管理に加え、サポート権の使い方にも大きな制約が生じる。
また、サポート権をアカマツに依存するということは、ドローソースをメガガルーラに依存することでもある。中盤以降に手札が細くなりやすく、対応力が落ちてしまう点には注意が必要だ。
総括すると、この構築は主要カード群を厚く採用することで高い再現性とグッズロック耐性を獲得した構築と言える。
その一方で、エネルギー加速をアカマツに依存する都合上、手札補充や対応力の面では窮屈さが残る。安定性を重視して再現性を高めた代わりに、柔軟性をある程度犠牲にした構築だと捉えると分かりやすいだろう。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました!
同じメガガルーラexでも、環境が違うだけでここまで構築や考え方が変わるのは、ポケモンカードの面白さの一つだと思います。
今回の記事が、「このカードはなんで入っているんだろう?」「自分ならどう調整するだろう?」と考えるきっかけになれば嬉しいです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。おつかれーみん!


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