にえんてとは?

トレカキャンプのスペシャリストたちにインタビューを実施!
意外と知らない!? 今まで世に出てこなかった過去や、ポケカへの熱い思いをお届けしちゃいます!
第2回は……
トレカキャンプマネージャー、にえんてさん!
トレカキャンプの代表であるサイトウコウセイさんの動画によくご出演されているにえんてさん。
ご自身のプロフィールからカードゲームの歴史まで、ふか~く掘り下げさせていただきました!大ボリュームです!
それではスタート!
(この企画は、劇団かまどキッチンの演劇公演『不安の街、横切る。』関連企画としてお送りいたします。詳細は記事の最後に!)
第1回ヤマグチヨシユキ選手はコチラから
にえんて
Toreca camp マネージャー
1991年12月12日生まれ 愛知県出身
YouTubeチャンネル『サイトウコウセイの常勝の哲学ch』では売上報告や売れ筋考察動画に出演中。
X:https://x.com/niente345
Q1.ポケカに限らず、カードゲームに触れるきっかけから、現在の「トレカキャンプマネージャー」になるまでの経歴について教えてください。
にえんて:最初に触れたカードゲームがポケカでした。いわゆる第一世代で、赤・緑を遊んでポケモンを好きになって、映画館に『ミュウツーの逆襲』を観に行った帰りにスターターキットを買ってもらったのが最初だったかな。小学校1年生くらいだったと思います。カード自体を眺めるのが好きで、対戦はほとんどやっていなかったですね。イラストを模写したりしてむふふって遊んでました笑。

引用:https://www.pokemon-movie.jp/history/history1998/

ポケットモンスターカードゲーム 第1弾 スターターパック
わりとすぐあとに遊戯王とかほかのカードゲームがメジャーになっていったから、遊ぶメインはそっちに移っていきました。高校生になるまでずっと遊戯王のカードゲームで遊んでましたね。同じ境遇の人がいっぱいいたと思います。ポケカは1パック300円で、遊戯王は150円だったので、お小遣いでやりくりしようとそうなっちゃって。なので、ポケモンは新作ゲームが出るたびずっと遊んではいたんですけど、カードゲームとしてのポケモンには、そこまで深く関わらずに生きていくことになります。
大学に入ってバイトを始めてカードショップに行くようになって、ここからカードゲームコミュニティに入って行くことになります。それまではショップに行ったことはなくて、あくまでカードは休み時間に教室の友達と遊ぶものって感覚だったんです。でも、それからしばらくして、ショップで働きてえなって思ったんですよね。値段をつけて売るとか、買うとか、してみたいなって。
―――めちゃくちゃわかります。
にえんて:でもそのお店がスタッフ募集してなかったので、店長に直談判しました。
―――すごい意欲だ…。
にえんて:そこで雇っていただいたのが大学2年生のころで、ここから売る側としてのキャリアがスタートします。ポケカの時期としてはBWが出たくらいで、パックも150円くらいになっていたかと思います。
そのショップは一種のカード専門ではなかったので、遊戯王以外のいろんなカードを目にするようになりました。買取情報とか色々見てたらそこで、「ポケカってまだ続いてたんだ~」ってポケカを意識し始めて。ただ当時は他のお店含め、ポケカの取り扱いは全然なかったんです!だから僕が「取り扱いたいから入荷してください」って言って、売り始めたという感じでした。
―――それはすごいですね…!お店でシングルカードとして取り扱えるカードは限られていて、ポケモンカードは取り扱われてなかった印象も強いです。実際取り扱ってみてどうでした?
にえんて:当時の上層部が柔軟だったのか、提案したらスッと置いてくれたんです。あとおそらくポケカの方針として、ファミリー向けに舵を切ったタイミングでもあったんですよね。働いていたショップがイオンの敷地内にあったから、それが嚙み合って。子ども向けの大会を開くような施策をしたのをよく覚えています。
あと、当時はカードショップで売っているのは遊戯王とかマジックザギャザリング、デュエルマスターズで、ポケカはおもちゃ売り場で売ってるようなものっていう認識が強かったですね。だからショップで他にポケカ取扱店がなかったのもあって、ファミリーに限らず大学生とか大人も、近所の人が来てくれるようになったんですよ。ありがたがられたりもしましたね。
―――個人的に、以前はカードショップってすごくアングラな雰囲気というか、子どもが入って行くには怖いようなイメージがあったと思ってて。大人になるまでちょっと抵抗感があったりしたんです。でも、にえんてさんがいらっしゃったショップはすごく開かれている感じで、自分のバイアスからするとギャップがありますね。
にえんて:これはやっぱり立地が大きいと思います。これが名古屋じゃなくて秋葉原だったら全然結果も違うものになっていたんじゃないかな。あとはショップじゃないところで実はコミュニティが形成されていたってパターンもありますね、これはヤマグチ選手の話で出てきたかと思うんですが。

―――主体的にカードショップに関わっているお話が興味深いですね。そこからトレカキャンプのマネージャーになっていくのはどういった経緯があったのでしょうか?
にえんて:実はそのショップの運営体制が変わるってことでバイトが一斉に契約終了になって、1年くらいで辞めることになりまして。その後大学を卒業して、カードとは関係ない一般的な会社に入社して3年務めました。そこも辞めて、さてどうしようかなって思ってた時に、大学の同級生が浜松のカードショップで働いてたので「バイトでもいいから雇ってくれない?」って声かけて雇ってもらって、2017から浜松のカードショップでキャリアが再スタートします。
そのころもまだポケカはサブタイトルの立ち位置で、遊戯王とかデュエルマスターズとかヴァンガードが群雄割拠してました。ただ、幸運にもその浜松のショップにはポケカを好きな人がたまたま多くて、どうせなら取り扱おうよって流れになって、ポケカのコミュニティにも戻ってくることができました。
そこに3年くらい勤めてたある日、大阪日本橋にもお店を出すから立ちあげメンバーを募集しますって言われて、それに立候補する形で浜松を離れることになります。ボルテッカーの頃でした。『伝説の鼓動』は浜松で開けてたけど『仰天のボルテッカー』は大阪で開けてた記憶があるので。

―――あ~!うわー懐かしい。浜松と比べて違いなどはありましたか?
にえんて:やっぱり人口が多いので、やり取りする客層や雰囲気とか、価格のつけ方とかも全然違うなっていうところでの挑戦でした。しかも、店長ではないけど従業員を引っ張っていく立ち位置になっていたので、改めてポケモンカードをメインで触るような形になっていきました。
で、2020年に新型コロナが流行して、公式大会がほとんどなくなると同時にポケカの人気に火がついて、カード自体が買えなくなっていく時期でもあったんです。大阪の日本橋は秋葉原の次に発展したカードゲーム盛り上がりタウンだったので、ポケカを商材として扱うお客さんがどっと増えた感覚はありました。『双璧のファイター』くらいからですね。
―――なるほど…。補足すると、カードゲームの盛り上がりタウンの規模としては、秋葉原→大阪日本橋→池袋→名古屋大須みたいな感じです。個人的な成果が出たタイミングはありましたか?
にえんて:そうですね…。ある程度裁量が自分にあったので、結構色々勝手にやっていたんですよ。古いカードにも一枚一枚に値段をつけたりして。
―――トレカキャンプでは普通にやってることですが、今でもやってるお店はあんまりないですよね。
にえんて:そうなんです。他のお店だったらまとめて買いたたかれるものをちゃんと査定していたら、「古いの持ってくるならここだよね」ってお客さんがついてくれたのが嬉しかったです。今思えば、トレカキャンプの思想はここからかなと。
―――代表のサイトウさんもそこがトレカキャンプの強みと仰っていたことがあるので、まさにルーツですね。
にえんて:そんな感じで楽しく働いてたら、ある日のお昼休憩中にTwitterを見ていて、たまたまサイトウコウセイさんがポケカの事業を始めるからスタッフ募集しますって投稿が飛び込んできたんです。その時は全然知り合いじゃなくて、CL愛知で優勝した人だなって認識でした。
そこで働きたいって思った理由はいくつかあって、まずポケカ専門であること。ポケモンカードだけに集中できるのは魅力的だなっていうのと、勤務地が愛知だから地元に帰れるなってのも思いました。あと当時は通販のみから事業をスタートする予定で、土日休みの募集だったんです。実店舗があるショップは土日がかきいれ時なので休めなくて。待遇めっちゃいいじゃん!と思って、応募して面接して幸いにも内定をいただいたんです。
それから、名古屋に戻ってきた僕は「わーい!土日休みでポケモンカードの仕事だ!」って、まあルンルン気分だったわけなんですが…出社一日目にサイトウさんが「テナントが空いてたんで借りました。店を出します」と。裏切られましたね。
―――なんてこった!土日も…。
にえんて:出勤ですね。今はお休みいただけてますが。
―――にえんてさんはトレカキャンプの急成長を隣で見てきて、サイトウコウセイさんについてはどう見えてらっしゃいますか?
にえんて:やっぱり、会社を興す人のバイタリティー・メンタリティーってすごいなと。とんでもない人ですね。事業を始めるってなったときにいろんな人が協力してくれる人望も、プレイヤーとしての発信力も。
あとは有り体ですけど、「持っている」というか。ポケカのオンラインショップをやること自体は、元々ご自身の経験でEC販売のノウハウがあったから固い選択だなと思っていたんです。でもそこから最初に店を開くっていう舵を切った。その理由が、「成功率がちょっと高いから」って言っていて、なんか、確かになって変に納得したんです。サイトウさんがたまたま見つけたテナントを掴んだのが、自分がたまたまサイトウさんのツイートを見かけて応募したのと重なったというか。それが結果として大成功してるからすごいですよね。
Q2.教えて、にえんてさんのコーナー~ポケカが過疎ゲーだったってホント?~
―――お話を伺ってると、ポケカが全然メインストリームじゃなかったことを不思議に思う方もいるかもしれませんね。天下のポケモンなのに?!って。
にえんて:いや~。昔のポケカってほんとに過疎ゲーだったんですよ。今でこそ取り扱ってないお店の方が少ないけども、バイトしていた当時はポケカを買いに来る人はちょっと変わった大学生か親子かのどっちかで、普通のカードゲーマーはいなかったんです。どこに魅力を感じてたんだろう?って思うと、やっぱりポケモン好きって理由が大きいかもしれません。
でも、ポケモン自体にも暗黒期があったんですよね。2014~16年あたりで、ソフトでいうとBWとかXYの頃です。なんでかっていうと、子どもの頃にポケモンに触れていた人が、大人になって離脱したんです。


それに加えて、妖怪ウォッチの台頭。新しくハマるはずの子ども達に対して妖怪ウォッチがあてがわれてしまったので、ポケモン新世代みたいな子がいなくなっちゃったんですよ。なので、今うちのお店でアルバイトをしている大学生とかに、子供の頃って何が流行ってた?って聞くとポケモンじゃなくて妖怪ウォッチだったパターンが多い。
―――なるほど…!
にえんて:わかりやすい例だと、マックのハッピーセットからポケモンが消えたんですよ。
―――カレンダーですよね!わかります。
にえんて:そう、毎年ポケモンカレンダーが出てたのに、妖怪ウォッチのカレンダーになったときがあって…。
―――あれは衝撃的でした。えっ?!って。
にえんて:カードもアニメもゲームも、コンテンツ全体がちょっと落ち込んでしまった時期でしたね。個人的には、当時はそれぞれのメディアが独立してたなって思っています。特にカードが独自路線を走っていて、ゲームで人気なキャラがカードにいないとか、カードで強いキャラって別に人気キャラじゃないとか、ありましたね。
その方針が変わったのが、2017のサンムーン。ポケモン本編のゲームに、初めてカードがついてきたんですよ。カビゴンGXっていうカードなんですが、ゲームの中で登場した人気のキャラクターがそのままカードになって、しかもフルアートの豪華仕様。ここからゲーム本編からカードゲームへの導線が開かれて、とっつきやすくなったと感じています。

―――メディアミックスの話で言うと、遊戯王ってアニメに出てくるキャラクターが使っているカードと同じものを使えるのがいいなって思ってるんですよね。
にえんて:あ~。遊戯王やヴァンガードはアニメがあるし、デュエルマスターズも漫画やアニメがあるけど、ポケカはないんですよね。ポケモンのアニメはあるけど。
―――遊戯王を全然通っていなくても、子どもの頃アニメのキャラを見て「俺のカード、ドロー!」って言ってた気がします。
にえんて:憧れから始める導線ですよね。あとは、これは感覚なんですが、ポケカって能力の数字が小さいんですよ。他のカードゲームは3000とか8000とか子供が強そうに感じる要素がいっぱい揃ってるんですけど、ポケカは10とか20とか80とかで、なんかちょっと派手さに欠けるみたいな。
―――確かに、直感的にわかりにくいかも。面白い分析ですね。…なんだか、話を聞けば聞くほど、ポケカよくなくならなかったなって…。
にえんて:いや~ほんとにそうですよね。実際、なくなるんじゃないかって言われてた時期もまああります。今でこそパックが毎月のように出てますけど、数か月出なかった時期もあったりするんで。
―――いつごろでしたっけ?
にえんて:2013年3月15日発売の『メガロキャノン』の後ですかね。やっと次に出たのが2013年7月13日『EXバトルブースト』ですが、今までのカードの再録版とかで新カードは全然少ないみたいな。
なので、当時なくなるかもしれないのに買い支えていた方たちにはすごい感謝しているというか、尊敬しています。僕はカードからは離れてた時期があったので…。ちなみに、そういう方たちのポケモンカードが、今勝手に資産になってとんでもないことになってるケースが多いですね。
―――独特な発展ですよね。
にえんて:やっぱり、僕はポケモン自体が一生好きなんですよ。趣味と仕事を切り分けた方がいいってよく言われますけど、僕はそれだけが正解とは思っていません。で、そういう人たちが僕以外にもたくさんいて、今トレカキャンプに集合している。
そういう人が集まってインフラを整えると、新しいお客さんはもちろんポケモンに戻ってくる人も増えるわけですよね。直近だと『ポケモンチャンピオンズ』っていうスマホ/Switchのゲームがリリースされました。あれは、ポケモンの対戦に特化した、対戦だけを簡単に楽しめるっていうゲームなわけですが、例えば昔学生の時に一生懸命ポケモン本編を遊んでいたけど、今は仕事もあるから大変だしやめとこうって思ってた人が戻ってくる場所になっていると思うんです。
―――たしかに、ストーリー攻略なしに対戦だけできたら時間がかからなくていいですね。
にえんて:ポケモンに触れるきっかけはなんでもいいんです。トレカキャンプがその一つになれたら嬉しいですね。
今回はここまで!全文は、演劇ユニットかまどキッチンのnoteにて全編無料で公開予定です。
トレカコミュニティの変化をどう見る?/見据える未来…などなど!
ぜひ読んでみてくださいね!
かまどキッチンnoteはこちらから!
かまどキッチンは2026年5月のGWに、カードゲームを題材にした演劇公演を東京で上演予定。
その関連企画として、本企画を実施しております。
なんと《TCG割(トレーディングカードゲームわり)》という、TCGプレーヤーの方にピッタリの割引も!
カードゲーム交流会も開催します。
公演詳細は下記をご確認ください。
【企画主催者・公演情報】
演劇ユニットかまどキッチン カードゲーム演劇公演
『不安の街、横切る。』

◼️あらすじ
秋葉原駅前店だが末広町駅前にあるカードショップ カードジョイン秋葉原駅前店。社員は三人で、あとバイト。それと、いつの間にかいなくなってしまった人たち。俺たちはハタチそこらで扱うにはデカ過ぎる金額を手に、ゲームみたいな毎日を過ごす。金。幽霊。不安の街。
かまどキッチン3年ぶりの劇場公演は紙束札束行き交うカードゲーム演劇。
◼️会場
雑遊(〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目8−8 1F)
◼️ステージ
5/1(金) 19:00
5/2(土) 13:00 / 18:00
5/3(日) 13:00 / 交流会*
5/4(月) 13:00 / 18:00
5/5(火) 12:00 / 17:00
◼️チケット
・一般チケット(3,500円)
・応援チケット(プロモカードセット全4枚付き) 5,000円
ここでだけ手に入るかまどキッチンの劇中にも登場する(!?)プロモカードが付属します。
・各種割引チケット3,000円
《早期割》
5月1日(金)19:00・5月2日(土)13:00、18:00の回が対象です。
《U-25割》
25歳以下の方対象。当日受付で証明証をご提示ください。枚数限定。
《TCG割(トレーディングカードゲームわり)》
ご自身がお持ちのトレーディングカードを1枚ご持参いただき、そのトレーディングカードのお写真と「#かまどキッチン」をつけてsnsの投稿をお願いします。トレーディングカードとsnsの投稿画面を受付にてご提示ください。
《障がい者割》
障がい者手帳をお持ちの方が対象です。受付で手帳をご提示ください。
介助者1名様無料でご観劇いただけます。介助者がいらっしゃる場合、車椅子やお手伝いが必要な場合は備考欄にその旨お書きください。
・セルフ託児ありがと割 (2,000円)
ご自身でお子さん(未就学児)を預けてご来場いただく方に向けた割引です。受付でお子さんとの最近の思い出の写真をご提示ください。見せるだけでOK!
・配信チケット (2,200円)
*映像配信の詳細は後日のご案内となります。
「不安の街、横切る。」で取り扱う《トレーディングカードゲーム》を劇場で体験しよう!
経験がなくても、手ぶらでも参加OK。創作や作品の話も聞けちゃうかも……?かまどキッチンと一緒にカードゲーム、しよう!
対応可能ゲーム:ポケモンカードゲーム、各種ボードゲーム。
* デッキが複数あれば、ゲームは可能な限り対応します。
【参加費】500円(当日現金のみ)
【定員】15名(途中入退場自由)
【開催時間】16:30~20:00
【交流会予約】公演チケット予約ページより 4月26日(日)12:00から
* 開場は16:30となります。
* 原則としてキャストは参加しません。劇団スタッフがご案内します。


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